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  • 2-H23.6.4
  • 雨風負けぬ空手青年



    今日は、私が最も素晴らしいと感じている青年をご紹介したいと思います。

    これぞ、空手青年。

    これぞ、日本の青年。

    これぞ、日本男児。

    そう思う方なのです。



    その彼は、小学校2年生から渡邊最高師範のもとで空手を始めたそうです。

    当時から人なつっこく、渡邊最高師範に抱かれている写真もたくさんありました。

    今と同じ顔をしています。



    彼も成長し、可愛い男の子から、思春期の少年へ。

    そのころから、渡邊最高師範による特訓が始まったそうです。



    稽古では、



    こんなことをされても、





    あんなことをされても、





    彼は不撓不屈の精神で、渡邊最高師範についていきました。

    ※ 今はこういう稽古は一切しておりません。



    ある日の演武では、

    いつもそうですが、渡邊最高師範の演武には打合せも段取りもないのですが、

    渡邊最高師範が求めるものを適確に把握し、







    あうんの呼吸で素早い動きを披露し、

    時に棒を持つ演武を披露し、

    あらゆる角度から、演武者のリーダーとなって、渡邊最高師範の技の引き立て役を買ってでていました。



    そんな彼が、社会人になる時、道場生たちの前でした挨拶。

    「僕は力もないし強くもないです。

    でも、誰よりも、汗をかく楽しみを知っています。

    辛いと思った後のよろこびを知っています。

    だから、これから辛いことや厳しいことがあっても、その奥にある、稽古で学んだことを思い出して、逃げることはしません。

    真っ直ぐ進めば、最後はよろこびになるからです。」



    この言葉を聞いて、その場にいた皆さんが感動したそうです。

    もちろん、渡邊最高師範は、今でもその言葉の一つ一つを覚えています。

    このブログの記事を書くとき、渡邊最高師範は何度も何度も私に電話をかけてきて、その時のことを語ってくれました。

    いつもとは全然違う口調で。

    大切な大切な人のことを話すときの、ゆっくりとした、でも力強い口調で。



    これが、師弟なんですね。

    何だか私も感動してしまいました・・・。



    そんな彼も今では立派な社会人。

    先日、彼の上司にお会いする機会がありました。

    彼の職業は、自然を相手にする職業です。

    24時間、お休みはありません。

    彼の上司は、上司自身が過酷な自然を相手に心が折れそうな時があっても、彼は決して諦めることなく、上司を叱咤激励までして自然に立ち向かう、その姿にいつも励まされている、ということを話されました。

    あぁ、これが、彼の空手を通じて、師弟関係を通じて、学んできたことなんだなって思いました。

    生き様そのものが、感動を与える。

    そんな人に会ったのは、私の人生の中で、彼が初めてかもしれません。

    もちろん、彼が元々持っている気質というものが、彼をこういう人間にさせたのでしょう。

    でも、空手や師弟関係を通じて得たものも、きっと大きいのではないかと思います。



    拳(こぶし)と拳(こぶし)のぶつけ合い。

    目に見えない、空(くう)と空(くう)との間に、無限大が生まれる。

    それが、空手なのかもしれません。



    押忍



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